- なんか
- I
なんか(副助)〔代名詞「なに」に係助詞「か」の付いた「なにか」の転。 話し言葉でのくだけた言い方に用いる〕体言, または体言に準ずるものに接続する。(1)「など(副助){(1)}」に同じ。
「これ~君によく似合うんじゃない」
(2)「など(副助){(2)}」に同じ。II「暑くて勉強~できないよ」
なんか【何か】〔「なにか」の転〕(1)「なにか(何){※一※(1)}」に同じ。「~欲しい物を言ってごらん」「~あったら知らせてくれ」
(2)「なにか(何){※一※(2)}」に同じ。「風呂敷か~あったら貸して下さい」
(3)(副詞的に用いる)「なにか(何){※一※(3)}」に同じ。III「~もう一つしっくりしない」
なんか【南下】南の方へ進むこと。⇔ 北上IVなんか【南柯】南にさしでた枝。 南枝。Vなんか【南華】(1)「南華真経」の略。(2)〔「荘子」の寓話に奇抜な仮構が多いことから〕変わり者。 また, うそつき。VI「只うつけたる者を今も~と名付くるなり/仮名草子・浮世物語」
なんか【軟化】(1)硬い物が軟らかくなること。(2)かたくなだった態度や意見が, やわらぎおだやかになること。「態度が~する」
(3)固体物質が加熱により, 溶融するより先に軟らかくなって, 変形しやすくなる現象。 ガラスやプラスチックのような無機または有機の高分子化合物にみられる。(4)硬水中のカルシウム-イオン・マグネシウム-イオンを除去し軟水にすること。 イオン交換樹脂によるものが一般的。(5)取引市場で, 相場が下がること。(6)野菜を, 日照・通風を遮って軟らかく育てること。 軟白。 {(1)}~{(3)}{(5)}⇔ 硬化VIIなんか【軟貨】(1)紙などでできた通貨。 紙幣など。(2)金, または金の裏付けのある外国通貨と交換のできない通貨。 ソフト-カレンシー。→ 硬貨VIIIなんか【難化】(入試などが)難しくなること。「最近~した大学」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.